「アダルトチルドレンからありのままの自分を取り戻すプログラ」その3です。
その1・その2はこちらからご覧いただけます。
その1
その2
目次
原家族のルールがありのままをいることを許さない
前回のワークは、小さい頃の家に中でのルールーは何でしたか?というものでしたね。
お母さんや、お父さんが、いつ怒り出すかわからなかったら、いつも親の顔色を見ることが無言のルールで緊張状態の毎日だったかもしれません。
親が、世間体や人の目を気にして「ちゃんとしなさい」が口癖だったらちゃんとする事が何よりのルールだったかも知れません。
お母さんが、ひとり頑張っていて、幸せそうに見えなかったらお母さんの喜ぶことをすることがルールになって子度らしく振舞うことはできなかったかもしれません。
親が常に心配をする人で、支配的だったら親の言うとおりにすることがルールで、自分のしたいことを我慢するしかなかったかもしれません。
突然怒り出すお父さんの前では、機嫌をを損ねないように静かにしていよう・・
お母さんの愚痴の聞き役は私・・
お母さん大変そう・・私が助ける・・
お母さんが喜ぶようにいい子でいよう・・
お母さんがヒステリックに怒らないようお母さんの望む自分でいよう・・
こうやって、小さい頃の家の中のルールで、ありのままのあなたであることを禁じられ自己否定へと向かっていきます。
そして、ありのままの自分でいる事が禁じられた緊張の中で自分の居場所をなんとかつくるため、役割を演じていきます。
アダルトチルドレンが原家族で演じていた5つの役割
ACの様々な文献でそれを5つの役割と言われています。
■ヒーロー・スパーチャイルド(優等生/家族の誇り)
いわゆる「いい子」いい子、しっかりした子でいる事で評価されようと完璧を常に求め、失敗怖れ、頑張ることがやめられない。
■スケープゴート(問題児/いけにえ)
攻撃的で、問題を起こして自分の存在を主張する。そうする事で、家庭内にある問題からみんなの目をそらす役割もしている。
誰も自分の事をわかってくれないと思いながら「寂しい」「悲しい」「助けて」といえない。
■ロスト・チャイルド(いないふり/忘れられた子/仲間外れ)
目立たない子ども。手のかからない子。緊張した家族関係から傷つけられない様片隅に自分の居場所を確保し息をひそめている子。孤独で、本当はつながりたいけどそこから出ることは恐い。
■クラウン/マスコット/ファミリーペット(道化師/甘えっこ)
おどけた態度や、可愛いしぐさで、家庭内の緊張を和らげる役割をしている。周りが緊張した状態になると不安になり冗談を言ったり幼稚なふりをする。自分の辛さを言葉でいえない。
■ケアテイカー・プケライター(お世話焼き/なだめ役)
トラブルの多い家の中で小さい頃から親の愚痴を聞いたり 面倒を見たりする。自分のことは後回しにして役に立とうとする。
他人の面倒を見ることで一生懸命で自分のしたいことがわからない。
いかがでしょうか?小さい頃のあなたは、どれか演じていたでしょうか?
役割の中で決断したこと
子どもにとって、家族・家は全てです。そこに居場所を何とか見つけないと生きていく事はできません。
そうこの役割をする事で何とか生きていこうとするのですね。
そしてこの役割をする中で、沢山の事を決断していきます。
・私は存在する価値がない
・何かが出来る私は重要だが出来ない私は重要な存在ではない
・子どもらしく自由に振る舞ってはいけない
・見えてはいけない
・集団に属してはいけない
・信頼してはいけない
・自分らしくありのままであってはいけない
・感情を感じてはいけない
・成長してはいけない
・考えてはいけない
・楽しんではいけない
・くつろいではいけない
・欲しがってはいけない
・愛着を感じてはいけない
この決断は、なんども言いますが子どものあなたが生きていくためのもの。でも、大人になった今生きづらさの原因となっていきます。
アダルトチルドレンからありのままの自分を取り戻すワークⅢ
◆原家族の中であなたがしていた役割と決断したことを確認しよう
■子どもの頃どんな役割をしていましたか
<ヒーロー・スパーチャイルド(優等生/家族の誇り)>
□しっかりした子と言われていた。
□息抜きをしたり、無邪気に遊ぶのが苦手だった。
□ミスや失敗をすると自分を責めてしまう。
<スケープゴート(問題児/いけにえ)>
□ルールを守らず自分の存在を目立たせようとしていた。
□「悪い子」と言われ傷ついた
□自分の寂しさや、傷ついた心は誰もわかってくれない。
<ロスト・チャイルド(いないふり/忘れられた子/仲間外れ)>
□学校でも家庭でも目立たないようにしていた
□「手のかからない子」とよく言われた
□自分はいなくてもいい存在だと思う
<クラウン/マスコット/ファミリーペット(道化師/甘えっこ)>
□周囲を笑わせよう、和ませようとしてきた
□「落ち着きのない子」と言われた
□その場が気まずい状態になるのが苦手
<ケアテイカー・プケライター(お世話焼き/なだめ役)>
□「優しい子」と言われた
□周囲の役に立つよう頑張っていた
□自分の都合より、相手の方が優先
どれが当てはまっていましたか?いくつかにわたっていてもかまいません。
■役割を演じる中で小さいあなたが決めたことは何ですか?
□私は存在する価値がない
□何かが出来る私は重要だが出来ない私は重要な存在ではない
□子どもらしく自由に振る舞ってはいけない
□見えてはいけない
□集団に属してはいけない
□信頼してはいけない
□自分らしくありのままであってはいけない
□感情を感じてはいけない
□成長してはいけない
□考えてはいけない
□楽しんではいけない
□くつろいではいけない
□欲しがってはいけない
□愛着を感じてはいけない
いくつ当てはまってもかまいません。
次回からは、ACから
ありのままの自分を取り戻していくワークが
始まります。
ではまた次回