「アダルトチルドレンからありのままの自分を取り戻すプログラ」その2です。
その1はこちらからご覧いただけます。
アダルトチルドレンの原家族に起きていたこと
前回から、アダルトチルドレンについてお伝えしています。
前回、「原家族に起きていたことを再認識しよう」というワークがありました。
「原家族に起きていたことを再認識しよう」と軽く書いていますが、取り組まれた際感じられることはそれぞれかと思います。
苦しくなってしまった・・
涙が出てきた・・
親が許せないと改めて感じた・・
または、
全く思い出せない・・
他には、
機能不全家族ではなかった・・
どんなふうに感じられたでしょう。
実は、苦しくなってしまった、親を許せないと思った、などは、小さい頃の家族に何か問題が起きていたと認識できているということです。
初回カウンセリングでクライアント様から原家族についてお話を伺いますが、問題が起きていたと認識できているとその家族に中で、ありのままでいる事を禁じてきた、禁じるしかなかったとことが、大人になって生きづらさを生んでいるのだと理解していただけます。そこを理解していただけると解決が早くなります。
覚えていない、子どもの頃の記憶がないというのは、辛い子供時代を封印している場合が殆どです。
それくらい、小さい子どもにとって辛く苦しかったということですね。
これは、心理ワークを重ねていくと自然と記憶が戻ってきます。
心理ワークでは、潜在意識にアプローチしていくのでクライアント様から、「こんなこと思い出しました」とお話しいただくことが多くあります。
こちらも心理ワークを重ねていく事で解決に向かえます。
もうひとつ、
「子どもの頃の家族は決して機能不全家族などではなかった」
「父も母も、愛してくれた。ご飯も食べさせてくれたし、学校も行かせてくれた」
「しつけで怒られたり、叩かれたりしたけど それは、私が悪いから。私のためにしてくれたこと」
そう話されるクライアント様も多くいらっしゃいます。
大人の自分に安心感があり、根拠のない自信のようなものもあり生きづらさを感じていなければ問題はないですね。ですが、もしあなたが今生きづらさで押しつぶされそうになっているとしたら、やはり、こどもの頃に何かが起きていたのかもしれません。
アダルトチルドレンが、自分を取り戻していく最初の1歩
ありのままの自分を「無条件」に愛してもらえると子どもは、安心感を獲得できます。
根拠のない自分への信頼も持てるようになります。そう、「無条件」が大切なキーワード
いい子でいたら・・
何かが出来たら・・
親の望むようにしたら・・
親を喜ばせたら・・
これは、「条件付き」ですね。この条件を子どもが無意識に受け入れると機能不全家族ではないように子どもには思えます。
条件付きは子どもがありのままでは受け入れられていないということなのですが、子どもにとっては、それが当たり前になり親の期待に応えられない自分が悪いと自分を責めたり、ただただ、愛してもらえるよう、受け入れてもらえるよう大人になっても頑張り続けます。
子ども頃の家族がどうだったか、問題があると認識していても、記憶がなくても、問題がない家だったと感じていたとしても、アダルトチルドレンからありのままの自分を取り戻していくにはそこへ向きあわなければなりません。
それは、決して楽なことではないかもしれません。そこを封印する事で今まで生きて来れたのだから。
でも、今大人のあなたが、どんなに頑張っても生きづらくて苦しくて、どうしていいかわからなくなっているとしたら
それは、
もう、我慢は無理
もう、生き方を変えて
私がここにいることに気づいて
というあなたの中の小さいあなたのからのメッセージです。
お母さん、お父さんが、望むように、喜ぶように、いい子であることが当たり前になっているとしたら、
いつも自分が悪い、自分の頑張りが足りない、と自分を責めてることが当たり前になっているとしたら、
イヤなことをイヤと言えず、全てを一人で抱え込むことが当たり前になっているとしたら、
もう一度、思い返してみてください。
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小さい頃のあなたは、お母さん、お父さんに、条件なしに無条件で愛されていましたか?
安心感を感じる家でしたか?
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アダルトチルドレンが、自分を取り戻していく最初の1歩は
「無条件では愛されてはいなかった」
「条件付きでないと受け入れてもらえなかった」
辛いことですがそれを、自分自身が承認する事から始まります。
そこから自分らしさを取り戻していくワークをこれからもお伝えしていきますが、ふたつお約束してほしいことがあります。
【自分を褒めてあげてください】
封印してきた子どもの頃と向き合うのは勇気がいる事です。ですが、それは自分を大切にする事。
そこに向き合う自分を十分に褒めてあげてください。
【無理をしない。辛くなったらやめる】
感情が動いたり、辛くなったりするかもしれません。その時は、無理をしないでください。
そこまでできた自分を褒めてください。
アダルトチルドレンからありのままを取り戻すワークⅡ
◆「ワーク2 自分への制限に気づこう」
◇「子どもの頃、親があなたへよく言っていた言葉は何ですか?」
例)ちゃんとしなさい 早くしなさい どうしてできないの etc
◇「家にあった無言のルールは何ですか」
例)お父さんの機嫌を損ねてはいけない
感情を素直に出してはいけない
楽をしてはいけない etc
ではまた次回