失敗しない心理療法の受け方

あなたの悩みが解決するために、とても大切なことです。

心理療法をどこで受けるか、どんな思いで受ければいいのか、受けている期間はどうしたらいいのか。
せっかく勇気を出して受けるカウンセリングです。どうぞ参考にして、必ずあなたの望む未来を手にしてください。

 

目次

心理セラピスト・心理カウンセラーの選び方


まずは、心理セラピストの選び方をお伝えします。

①幸せそうな心理セラピストを選ぶこと
人は自分以上に他人を幸せにすることができません。
セラピストが幸せであれば、その幸せのパワーはクライアントであるあなたにも流れていきます。
またセラピストが問題を抱えていると、クライアントであるあなたの同じ問題は解決することが出来ません。
「人が恐い」と感じている心理セラピストは、あなたの「人が恐い」を解決することはできないのです。
あなたが問題を解決し、幸せになりたいのであれば、同じ問題を解決していて幸せを感じているセラピストを選びましょう。

②人生経験豊富な心理セラピストを選ぶこと
もちろん人生経験が豊富でなくても技術として優秀なセラピスト、カウンセラーはたくさんいます。
あなたが何を望むかにもよりますが、人生経験が豊富でありながらも、人生経験を盾に固定観念に囚われていないセラピストは、許容範囲も広く、大きな安定感であなたを受け止めてくれます。
経験に基づいた言葉や、指針は、あなたに大きな力を与えることも多くあります。

あなたが相談する際、セラピストにあなたと同じ経験があるかないかも、あなた自身にとっての安心感に大きくつながるものです。

③相性がいい心理セラピストを選ぶこと
どんなに心理療法(セラピー)の技術が優れていても、どんなに幸せそうでも、どんなに人生経験が豊富であっても、相性が合わない人だったらいい結果はでません。
相性が合わないなと感じたら、迷わず、そして遠慮なくカウンセラーを変えましょう。
但し、「相性があわない」と「思い通りにしてくれない」とは意味が違います。
あくまで、相性は?と考え答えを出してください。

④聴く力と導く力が備わっているか
聴く力というのは、クライアントの悩みや弱み等、否定せずにありのままをそのまま受け入れる力です。
あなたの話を最後までじっくり聴いてくれるか確めてみましょう。
導く力というのは、クライアントにとっての幸せに向かって、堂々と自信を持って導いていくことです。
自信満々でだけでは、導く力はあっても聴く力が乏しい、逆に外見がやさしそうで、じっくりと話を聴いてくれても、導く力が乏しいという場合も多いものです。
この、強さととやさしさがセラピストとして備わっている人が結果を出せるセラピストです。

⑤クライアントを「かわいそうだから助けたい」と思っているセラピストは避ける
セラピストはクライアントを助けるものですが、自分自身では埋められない存在意義や、自分の価値を求めるためにこの職業を選んでいるセラピストも多くいます。
その前提でクライアントに向き合うセラピストは、問題が解決できません。
場合によっては、セラピストとクライアントの共依存が起きる場合があります。
クライアントの生きる力を信頼し、クライアントが行く道を、前になり後ろになり寄り添うセラピストを選んでください。

これらのチェック方法としては、HPや、ブログ、メルマガ等の文面をじっくり読むか、初対面で判断しましょう。
実際に会った時の印象は大切です。あなたの直感を信じましょう。
なんとなく違和感があるとか、神経質っぽい人だなっていう感覚は伝わってくるものです。

 

 

心理カウンセリングを受ける時の心構え


心理セラピーを受けて効果がでる人の特徴

◆自分の内面を見つめようとする人
◆体の感覚を探ろうとする人
◆ほんの少しの変化を見つけられ、受け入れられる人
◆本気で今の悩み、自分をなんとかしたいと思っている人
◆素直に行動できる人
◆自分の人生に責任が持てる人

心理療法を受けても効果がでない人の特徴
◆理屈だけの人
◆思考だけで考えてしまう人
◆ほんの少しの変化を見つけようとしない、受け入れようとしない人
◆他人を変えようとする人
◆何も行動しない人
◆被害者意識が捨てられない人

いかがでしょうか。

もし、現時点であなたが効果がでない人の特徴に当てはまっていたとしても大丈夫です。
効果のでる人の特徴をしっかり把握して、これらを心がけて心理セラピーを受けてみてください。

何も心配することはありません。

真剣な気持で諦めさえしなければ、心理セラピーを受けている間に、少しずつ効果がでる人の特徴に当てはまるようになっていきます。
これらも含めてあなたを受け止めてくれるセラピストを選んでください。

 

「変わりたい」から「変わる」と決める


「変わりたい」と「変わる」は大きな違いがあります。

「変わりたい」と思っているのは心理セラピーを受ける前のあなたです。
受けると決めたら、「変わる」と決めましょう。
これが、後々大きな結果を生むことにつながるからです。

そして、変われると信じてください。
たとえ、心理療法を受けても効果がでない人の特徴が多くあっても、「変わる」と決める事で、心理セラピーを受けて効果がでる人の特徴へと向かえます。

変化に抵抗する基本的な脳の働きがあります。
だから、変わることに抵抗感があったり、恐いのは当然なのです。

そんな思いも含め受け止め、導いてくれるのがセラピストなのです。
そして、実は、カウンセリングは「変わる」ではなく、「本来のあなたを取り戻す」事なのです。

 

 

心理療法はあなたを別人に変身させる魔法ではありません


あなたはあくまでもあなたでしかありません。

心理療法は、そのありのままの自分を取り戻していくものです。

短所を嫌って無視したり、ないことにしようとしても上手くはいきません。
今、問題が起きているのは、短所を何とか変えよう、なくそうとしているからです。
長所も短所もあなた自身なのです。
そして、短所と思っていることが、自分の思い込みであると気づくことも多くあります。

ありのままの自分にOKが出せた時、生き方は180°変わると言っても過言ではないと思っています

 

悩みや問題をないことにして頑張り続けると・・


悩みや問題をないことにしたり、性格だからとあきらめたり、ひとりで何とかしようと頑張っても、解決には向かえません。

いつか限界値を超え、こころと身体が悲鳴を上げる時が来ます。
1年後、5年後のあなたを想像してください。

悩みや問題の陰に隠れ、主導権を握られたまま、こころに不安や緊張感を抱えてまま生きていきますか?
悩みや問題を解決に向けて取り組み、人生の舵を自分自身が持って、安心感に満たされ希望を持っていきいきと生きていきますか?

選ぶのはあなたです。
選ぶ事が出来るのはあなただけです。
少しだけ勇気を出して、ひとりで頑張っているところから1歩踏み出してください。
一歩踏み出した先に、ひとりではなく悩みや問題を解決できるあなたの場所があります。